子供の野菜嫌いは、一緒に育てる体験を通じて克服できる可能性があります。家庭菜園は、食への興味を引き出し、親子のコミュニケーションを深める素晴らしいきっかけになります。
「うちの子、野菜を全然食べてくれない…」
そんな悩みを抱えているパパさん、ママさんは多いのではないでしょうか。ぼくも、まさにその一人でした。離乳食から幼児食への移行期に、それまで好き嫌いなく食べていた息子が急に野菜を嫌がるようになって、正直手を焼いていましたね。
そんなわが家で転機になったのが、引っ越しを機に再開した家庭菜園でした。息子と一緒に野菜を育てる体験が、食卓の風景をじわじわと変えてくれたんです。
離乳食はなんでも食べたのに…幼児食で始まった野菜嫌い

離乳食が始まってから幼児食に移行するくらいまでは、本当に好き嫌いなく何でも食べてくれていたんです。むしろ「食いしん坊だね」なんて、親バカながら喜んでいました。
でも、幼児食に慣れてきた1歳後半のある日、突然野菜を避けるようになりました。食卓に並べた野菜をプイッとされてしまうたびに、「どうしたものか…」と頭を抱えましたね。栄養面も心配だし、何より食事の時間がなんだか憂鬱になってしまって。
いろいろ工夫しました。細かく刻んで混ぜてみたり、味付けを変えてみたり。それでも息子の「野菜嫌い」はなかなか改善されませんでした。
引っ越しを機に家庭菜園を再開。小さな手で育てる喜び
実は、ぼくは以前にも家庭菜園を楽しんでいた時期がありました。賃貸暮らしだったころはスペースがなく自然と遠ざかっていたのですが、今回の引っ越しで庭付きの家に移ったことで、「また始めてみようか」という気持ちが芽生えたんです。
それと同時に、「息子の野菜嫌いを克服するきっかけになるかもしれない」という淡い期待もありました。自分で育てた野菜なら、食べてくれるんじゃないかな、と。
まず小松菜の種まきとレタスの苗植えから
最初に選んだのは、小松菜とレタスです。小松菜は種から、レタスは苗を買ってきてプランターに植えました。小松菜は種まきから発芽まで早く、変化がわかりやすいので子供と一緒に楽しめます。レタスは苗からだとすぐに大きくなる様子が見えて、これもまた飽きさせないポイントでした。
毎日、小さなジョウロで水をあげたり、芽が出たときは「おお!」と声を上げたり。息子もぼくの真似をして、一生懸命水やりをしてくれました。その姿を見ていると、ぼくもなんだか嬉しくなって、野菜が育つのが待ち遠しくなりましたね。「これ、大きくなったら食べようね」と話しかけるたびに、息子もニコニコと頷いていました。
苦手なレタスを「ちー!」と笑顔でパクリ!感動の瞬間
そして、ついに収穫の日!息子と二人で、大きく育った小松菜とレタスを丁寧に摘みました。息子は、自分の手で収穫した野菜を不思議そうに、でも誇らしげに眺めていました。
「自分で育てた」という体験が食卓を変えた
その日のうちに、収穫したばかりの野菜を調理する様子も息子に見せながら、食卓に並べました。小松菜はいつもみそ汁で食べていたので問題なかったんですが、普段はあまり食べたがらないレタスを、息子が恐る恐る口に運んだんです。一口パクリ。
「食べれたじゃーん!」
と喜ぶぼくを交互に見ながら、息子は最高の笑顔で「ちー!(おいしい)」。あの瞬間は、本当に感動しましたね。野菜を食べるたびに庭を指さしてニコニコする息子の姿を見るたびに、家庭菜園を再開して本当によかったと心から思います。
それからというもの、レタスを見るたびに庭を指さすようになり、ちゃんと食べてくれるようになりました。野菜嫌いの克服に、これほど効果的なアプローチがあったとは、正直驚きでした。
家庭菜園がなかったら、きっと今も悩んでいた
もし引っ越しのタイミングで家庭菜園を再開していなかったら、息子の野菜嫌いはまだ続いていたかもしれません。食事のたびに「また残しちゃった…」とため息をついて、あれこれ試行錯誤しながら悩んでいたことでしょう。
家庭菜園は、単に野菜を育てるだけでなく、子供の食への興味を引き出し、親子のコミュニケーションを深める素晴らしいきっかけになったんです。育てる・収穫する・食べるという一連の体験が、息子にとって野菜を「自分ごと」にしてくれたのだと思います。
ミニトマトは人気だけど、実は初心者にはおすすめしない理由
小松菜とレタスがうまくいったので、今はミニトマトも育てています。ただ、ミニトマトは以前にも作ったことがあるのですが、思っている以上に手がかかるんですよね。わき芽かきや支柱立て、肥料の管理など、意外と覚えることが多いんです。 だから、「野菜を育ててみようかな」と思い始めたばかりの方には、正直あまりお勧めしません。
お子さんと一緒に楽しむなら、やっぱり小松菜やラディッシュのような「すぐに結果が見える野菜」の方が断然向いているなと改めて実感しています。
今日からできる!子供と一緒に始める家庭菜園
「家庭菜園なんて大変そう…」と思う方もいるかもしれませんね。でも、大掛かりな畑がなくても、ベランダの小さなプランター一つから始められます。
これからの時期におすすめの野菜
6月からでも十分間に合う、育てやすい野菜をいくつか挙げてみます。
- ラディッシュ(二十日大根):種まきから約20〜30日で収穫できる、家庭菜園の入門にぴったりな野菜。子供も変化を感じやすくておすすめです。
- オクラ:高温多湿の夏に強く、6月の種まきでも問題なし。ぐんぐん育つ様子が楽しく、子供受けも良い野菜です。
- 青シソ:日当たりさえよければほぼ放置でOK。薬味として食卓にも使いやすく、収穫のハードルが低い点が魅力です。
親子で楽しむ3つのステップ
- 一緒に種をまいたり、苗を植えたりする
- 毎日、水やりのお手伝いをしてもらう
- 収穫した野菜を一緒に調理する
子供が自分で育てた野菜には、特別な魔法がかかるのかもしれません。わが家の食卓にたくさんの笑顔と「ちー!」をもたらしてくれた家庭菜園。あなたの食卓にも、きっと新しい風を運んでくれるはずです。


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