イヤイヤ期の子どもが外出を嫌がる時、「AかBか」の二択を与えることで、子どもの思考を「行く/行かない」から「Aを選ぶ/Bを選ぶ」に切り替えさせることが有効です。親が焦らず、子どもの主体性を尊重する小さな工夫が、毎日のストレスを大きく減らす鍵になります。
毎朝の登園時、玄関で繰り広げられる息子との攻防戦に、ぼくは正直、少し疲れていました。1歳後半の息子は、保育園に行くのを嫌がる時期。特に靴を履く場面で「いや!」と駄々をこねられると、もうお手上げ状態でした。
朝の登園、靴を履くのが「いや!」から始まったぼくの試行錯誤

「さあ、靴はくよ!」
この言葉が、以前は息子の拒否反応を引き出すスイッチでした。玄関に座り込み、ぴくりとも動かない息子を前に、ぼくは焦るばかり。妻と協力してなんとか靴を履かせ、バタバタと家を出る毎日でした。朝の登園時のこの状況は、本当に頭を悩ませる問題でしたね。
ある朝、いつものように息子が靴を履くのを嫌がったとき、ふと「このままだと、ぼくも息子も朝から嫌な気持ちで一日が始まっちゃうな」と思ったんです。どうにかして、この状況を変えられないか、と。
もし、このまま毎日「いやだ!」と戦い続けていたら、ぼくはもっとイライラして、息子ももっと頑なになっていたかもしれません。そんな悪循環は避けたいですよね。
「どっちの靴にする?」がイヤイヤ期に効いた!選択肢の魔法
そんな試行錯誤の中、ある日、ぼくはひらめきました。
「こっちの靴とこっちの靴、どっちがいい?」
息子に2足の靴を見せて、選ばせてみたんです。すると、どうでしょう。それまで「靴はくのいや!」と頑なだった息子が、じっと靴を見つめ、指をさして「こっち!」と教えてくれたんです。
この瞬間、ぼくは「これだ!」と思いました。息子は「外に出る/出ない」という大きな選択ではなく、「Aの靴を履く/Bの靴を履く」という小さな選択に思考がすり替わったんですね。自分で選べるのが嬉しいようで、素直に選んだ靴を履き、そのまま外に出てくれました。
この小さな変化は、ぼくたちの朝のルーティンに大きな光を灯してくれました。以前は「靴を履かせなきゃ」という親の都合を押し付けていたのかもしれません。でも、「自分で選ぶ」という経験は、子どもの主体性を育む大切な一歩なんだと改めて感じました。
もちろん、いつも完璧にうまくいくわけではありません。たまには「どっちもいや!」となる日もあります。そんな時は、ぼくも「そっか、今日は気分じゃないか」と一旦受け止めて、別の方法を試したり、少し時間を置いたりしています。親だって人間ですから、焦ってうまく返せない時もありますよね。
親も子も笑顔に!小さな一歩で変わる朝のルーティン
この経験から、ぼくが学んだのは、子どもに「自分で決めた」と感じさせることの大切さです。イヤイヤ期の子どもは、自分の意思を表現したい時期。それを頭ごなしに否定するのではなく、別の形で「自分で決める」機会を与えてあげるのが効果的だと感じています。
「どっちがいい?」、ぜひ明日の朝から試してみてください。
- 2つの選択肢を提示する: 「この靴とこの靴、どっちがいい?」と、お子さんが選べるように2足の靴を見せてみましょう。
- 子どもの選択を尊重する: どんな選択でも「そうか、こっちがいいんだね!」と笑顔で受け止めてあげてください。
- 焦らない気持ちを持つ: すぐにうまくいかなくても大丈夫。親の余裕が、子どもの気持ちを落ち着かせます。
この小さな工夫一つで、毎朝のストレスがぐっと減り、親も子も笑顔で一日をスタートできるようになるかもしれません。ぼく自身、この方法を見つけてから、朝の玄関が以前よりずっと明るい場所になりました。
「どっちにする?」は、魔法の言葉
たった一言、「どっちにする?」。それだけで、あんなに毎朝バタバタしていた玄関が、嘘みたいに静かになりました。
もし今、子どもと毎朝消耗戦を繰り広げているなら、明日の朝、一度だけ試してみてください。靴でなくても、服でも、朝ごはんのメニューでも。「どっちがいい?」のひと言で、子どもの顔が変わる瞬間があるはずです。
子育ては試行錯誤の連続だけど、こんな小さな発見が積み重なって、少しずつ楽になっていく。ぼくはそう信じています。あなたの朝が、今日より少しだけ穏やかになりますように。


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